生姜の基礎知識

  • トップページ
  • 生姜の豆知識
  • 生姜の1年
  • 生姜の秘密

生姜の1年

一般的な露地栽培では、前年に収穫し保管しておいた生姜を「種生姜」として4月頃に植付けます。種生姜から新しい根茎が生育し、十分大きく育った11月頃、霜が降りる前に収穫します。

植付け

種生姜の植付けは、4月頃に行います。
畑は、冬に肥料をまき、休ませておきます。
生姜は連作には不向きな作物ですが、前年からの連作をする場合は、冬の間に土壌殺菌などの連作障害対策を行います。
種生姜は、深さ20cm前後に20~30cm間隔で植えていきます。芽が出る方向を上に向けると、真っすぐ発芽します。

春

発芽

植付けから1ヵ月半から2ヵ月ほどたった初夏、種生姜は発芽します。
この頃になると新しい根茎も形成され、それが新生姜となります。畑では除草、除虫をして、成長を促します。
また、畑にマルチ(農業用被覆材)など覆いをすることで、地温を上げ発芽を早めることができ、雑草対策にもなります。

初夏

成長

盛夏になり気温が高くなると、根茎の分化がすすみ、どんどん大きくなります。このころ、土から生姜が顔を出しはじめるので土寄せをします。 また、台風対策として、ネットを張って、茎が倒れるのを防ぎます。 藁などを敷き、水分の蒸散の防止や雑草対策をする場合もあります。

夏
秋

収穫

秋になり、茎や葉がしなびてきたら収穫の目安。
収穫時期には、根茎も大きくなり、5次茎ぐらいまで形成されています。(生姜の種類や生育環境によっても異なる)
この時期、初霜が降りる前に収穫します。気温が15度を下まわると成長も止まります。霜が降りてしまうと茎が枯れ、生姜も傷んでしまいます。
収穫作業は人手や専用の機械で茎ごと引き抜くように掘り起こし、茎といらない根をはさみや手作業で切り落とします。
ここで、新生姜と種生姜を選別します。
収穫したての新生姜はまだ繊維がやわらかく、収穫後はいったん保管します。

保管

生姜の保管に最適な温度は13~15度。土がついたまま保管します。保管温度が高いと芽が出て、低いと傷んでしまいます。また、乾燥にも弱いため湿度は高く設定し、鮮度を保ち保管します。
茎の付け根のピンク色の部分は、保管中に自然に落ちていきます。2ヵ月ほど経過すると繊維がしっかりと形成され、生姜の色も濃くなり、出荷をむかえます。
また、病気や霜の影響を受けず、比較的水分が少なく堅いものを選定し、翌年の種生姜用に保管します。

出荷

環境を維持し、さらに病気の伝染や虫害に注意しながら保管された生姜は、1年を通して出荷されます。生鮮用には需要に応じて順次、水洗い、選別、計量、包装工程を経て出荷されるため、鮮度のよい生姜が常に店頭に並びます。

加工

収穫後、生鮮用に保管されるほか、漬物に向けての塩蔵や、スライスやおろし生姜として冷凍されたり、加工品用に乾燥生姜にされます。 当社の生姜商品には、生姜の風味が活きるよう、フリーズドライしたものや、粉末、搾り汁などを組み合わせて用いています。

■フリーズドライ
凍結したのち低温で乾燥するので、復元性のよい乾燥生姜に仕上がる。
■粉末(パウダー)
乾燥生姜を繊維質が残らないよう粉砕し、辛味を残したパウダーにする。
■搾り汁(エキス)
生の生姜を洗浄・殺菌し、搾汁したのち風味を損なわないよう冷凍する。

上手な保存方法

家庭で保管する場合は、乾燥を防ぐためにラップをまいて、涼しい場所に置くか、冷蔵庫の野菜室などで保管します。また水で濡らした新聞紙を巻いておいてもよいでしょう。すりおろした生姜はラップに包み冷凍しておけば、必要な分だけ解凍しながら使えて便利です。

皮むきのコツ

皮付きで使ってもよいが、水で表面を濡らした生姜をスプーンでこそぐだけで簡単に皮をむくこともできます。

ページトップへ