こんちは!生姜部 淡路です。
本日は、久世からバトンタッチで、「生姜酢」を製造されている但馬醸造株式会社さんをご紹介します。
但馬醸造さんは養父(やぶ)市の大屋町というところにあります。
養父も知らないと読めません。
12月9日。この日、日本海側は強い寒気に見舞われました。
その結果、なんと初雪に遭遇!それも山間部は結構な降りであります!
雪になれていないワタクシ、おっかなびっくりカーナビを頼りに運転し、(なんとか)無事到着。
ん?
んん?
どこからどう見ても小学校・・・

きーんこーんかーんこーーーん♪
グラウンドには、
お約束の二宮金次郎さん。

そして、校歌が刻まれた石碑。
ここで・・・いいの?
でも、門には「但馬醸造株式会社」の文字が。
校舎に入ってみると、
玄関横の部屋(「職員室」って書いてある...)では、作業着を着た社員の方が業務をこなしてらっしゃる。何とも不思議な感じ。
社長様、工場長様とのご挨拶の後、体育館が工場ということで、案内していただきました。
やっぱり、外から見る限りはどこからどうみても体育館。
中に入ると、
じゃーーーーーーーーーーーーーーーん!
見てください!正真正銘、工場です!(当たり前です^^)
巨大な醸造タンクがたくさん並んだ屋内。虫対策でガラス窓には黄色いパネルが張られており、まるで夕焼けのよう。
工場のような、部活の体育館のような、何ともノスタルジックな空間です。
よくみると、こんなところに体育館の名残が。
なぜ、体育館のこの場所には必ず時計があるんだろう...
さて、
おめあての「生姜酢」はというと、
杉の木で囲まれた室(むろ)の中で醸造されています。
中に入ると、温かい♪
お酢のさわやかかつ甘い香り。
そこに生姜と木特有の癒される香りが入り混じって何とも心地いい♪
覗いてみると、水面に膜が。
酢酸菌が生姜を醸しております。
工場長の大友さんにお話を伺いました。
但馬醸造のお酢は伝統的な製法「静置発酵法」を用い、ゆっくりとじっくりと発酵、熟成させることでまろやかな酸味と美しい琥珀色に仕上げるのが特徴です。
お米とは違い、生姜そのものを醸してお酢にするのは非常に技術が必要であり、そのため大量生産も難しいとのこと。確かに、我々生姜部も日本全国の生姜モノを見てまいりましたが、「生姜自体を発酵させたお酢」なるものは出会ったことはありません。
但馬醸造さんは、いろいろな製法にチャレンジされ、最終的に木の室で作ると味・香りがまろやかにまとまって美味しくなることを発見されたそうです。わが子を愛おしむようにうれしそうにお話しされる姿を見て、「丁寧においしく」をとことん追及されているなあとしみじみ感じました。
つぎに校舎を案内していただきました。
この廊下の感じ、なつかしい!
ここは、理科室を改造した「研究室」。菌の研究や製造されたお酢の成分分析等が行われています。
菌の研究や製造されたお酢の成分分析等が行われています。
机と椅子の高さが子どもサイズなのがちょっとオモロー。
ここは、家庭科室を改造した「試食室」。

ここでは、地元のお子さんたちを招いて、お酢や地元の素材を使った料理教室を実施してらっしゃるとのこと。地域に密着されてるなぁ。
黒板には、「酢豚定食」のレシピが書かれておりました。
一般の教室は?というと、
ほら、むかしの面影そのまんま♪
歴史を感じますねー。
おや、やけに歳とった生徒さん発見^^


あいさつをしっかりと!!
ふたたび、玄関に戻ってみると大きな書がかざってありました。

この書、養父市出身の女性書家、前田華汀(まえだかてい)さんの作品で、賞をお取りになったものとのこと。

実は、「生姜酢」のビンに貼ってあるラベルの字もこの前田さんによるもの。
どこまでも地域密着!いいなあ。
それにしても、
生姜酢の琥珀色の輝き、
ステキ♪

そして、最後に校長室。
ここには・・・・
そう校長先生が!
ではなく、社長の片井さん(写真左)がいらっしゃいます。
写真右は、工場長の大友さん。

片井社長にお話をお伺いました。
但馬醸造は、廃校になった旧西谷小学校を工場として改修し平成20年にスタートされた企業です。単なるお酢の製造会社ではなく、「地域の皆様との関わりを大切にし、お客様からの生の声をいただける会社」を目指し、自ら試食会を開催されたり、地元レストランにレシピを提案されたり、といった活動を積極的になさっています。また、最近は自らお米を栽培し、このお米を使ってお酢を作る取り組みをスタートされたとのこと。
片井社長をはじめ但馬醸造の方たちから感じられる温かい雰囲気は、こういった地域に根差した熱い想いから醸し出されているのかもしれません(養父市もこの取組みをサポートされており、この日も市役所の観光課の方が工場にお見えになっていました)。
すばらしい!生姜部もぜひ見習わなくては!
「生姜酢」は、いまは高知県産の生姜を使われているとのことでしたが、近い将来には地元但馬の生姜を使っていきたいとのこと。うーん、地元愛!そして生姜愛!
来年の永谷園生姜部の生姜が収穫された暁には、ぜひうちの生姜を使って「生姜酢」をつくっていただきたい!これ、ボクの来年の抱負ですな。
次回は、生姜酢をはじめ但馬醸造さんの商品についてレポートいたします。
つづく。